この度引っ越しをして一人暮らしを再開することにしました。
もうすぐ去る場所として眺めてみると、実家のこの部屋にもどこか愛着がわいていたような気もします。
中学の頃引っ越して来てから、約19年と1ヶ月。新卒で大阪に引っ越して5ヶ月間暮らしていた期間を除けば、18年8ヶ月。長い長い時間をこの部屋で暮らしました。
この家からずっと出たかった。安心できる場所が欲しかった。それはHSPを自覚する前から長いこと思ってきたことでした。ここに引っ越してくるよりも前、小学3年生頃から思っていたような気がします。
中学の頃はハリー・ポッターの影響で、夜中、この窓の外にバイクにまたがったハグリットが助けに来てくれないかとなかば本気で願っていました。あるいはロンとその兄弟たちが空飛ぶ車で助けに来てくれて、窓ごと部家を破壊して救ってくれることも夢見ていました。
あれからずいぶんと時間がかかりましたが、自分で自分を救うことができるようになりました。
大型バイクも、空飛ぶ車も無いし、なんら派手な演出もありません。カヌーに乗って、桟橋をオールで押して漕ぎ出すように、そっと、静かにここから離れていく。そんなイメージで一人の暮らしを始めていく感じがあります。
いざ、漕ぎ出そうと思うと、この部屋も悪くなかったのかななんて思います。
しんどかったのは両親や弟との関係だったのでしょう。物件が決まる少し前から体調管理(HSPで疲れやすさがあります)が少し上達したのも手伝ってか、両親との関係も少し風通しが良くなった気がします。
リビングの音がよく聞こえてきてしまうこの部屋。
外で何かに夢中になって、帰宅したときに現実としてズンとのし掛かってくるこの部屋。
大学の頃ストレスがかかり過ぎて、SOSを誰かに出せずに壁に絵を描いて発散したこの部屋。
でも視点を変えてみれば、いつでもこの四角い空間は帰ってくる私を受け入れてくれていました。
家族がありのままの私を受け入れてくれないと感じていた時も、この部屋は実は受け入れてくれていた。
そしてこの部屋があるのは、やはり両親の苦心の賜物。
手放しで感謝することは、いまだにできませんが、それでも両親には感謝するところがあります。
そしてこの部屋で暮らすのも後2週間。もうすぐさようならです。
長い間中断していたゲームのプレイ再開です。
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